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ラグジュアリー・ブランド

2017.11.02マーケティング

ラグジュアリー・ブランドとは、単純に価格帯が高い商品・サービスを揃えたブランドではなく、消費者がそのブランドに対して他のブランドとの比較を超越した、独自の絶対的な敬意や情熱を抱くようなブランドと言えるでしょう。

 

かつての日本企業の多くが、良い品をより安くというアプローチで成功してきました。

しかし、ラグジュアリー・ブランドの台頭で、高くてもいいものが欲しいという消費者に対して苦戦する場面が増えてきています。

コストパフォーマンスのよさを消費者に訴求するマーケティングに固執しても、国内外で事業を健全に発展させられる余地は限られてきています。

価格の高さを正当化するノウハウの蓄積には乏しい日本企業が、このような未体験のマーケティングに挑むのに有効なアプローチのひとつとして挙げられるのがラグジュアリー・ブランドの構築です。

 

日本の企業が構築したラグジュアリー・ブランドの成功例としてトヨタ自動車のレクサスがあります。

トヨタ自動車がレクサスを高級車ブランドとして北米で販売を開始したのは1989年です。

その後、2005年に日本でも販売が開始され、現在ではグローバルな販売台数でBMW、メルセデス、アウディに次ぐ世界第4位の高級車のブランドになっています。

日本でトヨタ自動車がラグジュアリー・カーを販売しようとすれば、購買する消費者の層も、営業のアプローチも一般的な車とは大きく異なってきます。

日本市場でのレクサスの販売を、トヨタ自動車は従前の系列店とは別の新しい店舗で始めました。

2013年にはレクサスインターナショナルという、トヨタ自動車社内のバーチャル・カンパニー的な部門が設立され、技術開発、デザイン、広報などの各部門に分散していたレクサス担当が一つの部門に集約されることになりました。

これは全く異なる顧客に販売する車なので、作るのも別の人であって欲しいというディーラーからの要望によるものです。

 

このように、ラグジュアリー・ブランドの構築にはコストパフォーマンスの追求とは異なる新たなマーケティングが求められます。

ラグジュアリー・ブランドの領域に乗り出すには、製品や生産の技術のベースは同じでも、マーケティングにおいては異なった形を取ることが必要となります。

 

会社設立を行い、事業を行っていく上で、自社の商品・サービスをラグジュアリー・ブランドとして展開することが可能であるかどうか検討してみてもいいかもしれません。

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