ホールディングスの概要
2017.02.25ホールディングス制
持株会社とは、既存の事業会社の株式を保有することを目的とした会社であり、持株会社が事業を行うものを事業持株会社といい、持株会社が事業を行わないものを純粋持株会社と言います。
持株会社の作り方は主に以下の3つの方法があります
①既存事業会社の発行済株式を全額買い取る方法
②株式交換により作る方法
③株式移転により作る方法
ケースにより異なりますが、通常発行済株式の全部を買い取る方法が一般的です。
持株会社のメリット
①戦略と事業の分離
②経営構造変革のスピードアップ
③グローバルスタンダードの充足
④経営責任の明確化
持株会社のデメリット
①経営の求心力の低下
②規模が小さい場合、管理コストが増加する
持株会社を作ると、上記メリットが享受できる場合があります。
しかしある程度の企業規模がないと上記メリットを享受できません。
また今までの組織形態が大きく変化するため、相当の経営上の覚悟と知識がないとかえって組織がバラバラになってしまいます。
ある程度の企業規模がないと持株会社を設立する意味はないのですが、会社設立を行い、会社を大きくしていくのであれば、将来持株会社を設立することを想定して、会社の組織を作っていくとよいでしょう。