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プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)

2018.01.22経営戦略

PPMとは、企業の展開する負数の製品・事業の組み合わせと位置づけを分析し、全社レベルで最適な経営資源配分を判断する経営手法です。

PPMは、もともと1970年代にボストン・コンサルティング・グループの開発した製品および事業のポートフォリオのフレームワークを指します。

 

横軸に経験曲線効果により導かれた相対的市場シェア、縦軸に製品ライフサイクル仮説により導き出した市場成長性を数字であらわした4象限のマトリックスにより、製品・事業の位置づけと組み合わせを一覧することができます。

これにより、企業が取り組んでいる複数の製品・事業の戦略の方向性を検討する上で、1問題児(育成すべき段階)、2花形(現在の取り組みを維持・継続する段階)、3金のなる木(投資を抑えて収益を回収・収穫する段階)、4負け犬(撤退すべき段階)を見極めることができます。

金のなる木で得た資金を市場成長率の高い問題児に投入し、花形に育成するのが基本戦略ですが、市場成長率の見込み違いによるムダな資源投入や競争激化による負け犬への転落の恐れがあります。

 

PPMには問題点があることも指摘されており、以下の点には注意すべきでしょう。

1.事業間のシナジーが考慮されない。

2.現時点での市場成長率や自社の相対的市場シェアでしか評価しない。

3.潜在的に成長可能な事業であっても、成熟市場に属する事業には資源投入しないことを前提としている。

PPMは現状把握には非常の役立ちますが、PPMの結果のみを見ることによって経営判断を行うのではなく、視野を広く持ち戦略を展開することが重要です。

 

会社設立を行ってから、事業を多角的に行う際に経営資源の配分に悩んだときは、是非PPMを活用してみてください。

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