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経験曲線効果

2017.06.27マーケティング

経験曲線効果(Experience Curve Effect)とは、同じ業務を行っていくと、ある程度回数を経験した後の方が生産性が高まるという経験則です。

生産現場では、累積生産量が増加するたびに、一定の比率で製品単位当たりのコストは減少していくという減少が見られます。

1930年代に北米の航空産業の生産コストを調査している過程において、規模の経済だけでは説明できない時の経過によってコストが低下していく減少が見られました。

これは、同じ製品を生産し続けることによって、作業員の技術が上がり生産性が向上していくという学習効果や、生産工程の改良などといった、様々な工夫やノウハウの蓄積といった要素の組み合わせの結果として生じたものと言えます。

その後、多様な産業を対象に同様の調査を行った結果、生産コストだけでなく、販売などの間接コストにも同様の効果が見られたことがわかりました。

スーパーマーケットを例にとると、来客数が多い店舗ほど従業員は接客の機会が増えるので接客能力や店舗運営の改善など様々な効率化を行えることができるようになります。

また、他社よりも早く人材を育成することができれば少ない人数でスムーズに店を運営でき、それらに関するムダな費用も減らすことができます。

経験曲線効果を用いて、低コスト戦略をとるために累積生産量を早期に増やして積極的に設備投資を行えば、高シェア獲得ができるかもしれません。

しかし、技術革新が激しい領域では、新たな技術が生まれるたびに経験曲線効果は無意味となる場合があります。

経験曲線校に基づく戦略を策定する際には、このようなリスクも十分考慮しておく必要があるでしょう。

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